言葉は宇宙

言葉は○○、というCMの中で、「言葉は宇宙」というのが一番ぴんと来ます。
宇宙というのは、無限であり有限です。
宇宙、という枠の中では無限であるけれども、宇宙には限りがある。
頭、てのは宇宙だと思います。個人一人一人が宇宙を持っている。
自分の頭でありながら、無意識だとかなんだとか、わからないことだらけ。
そこに時間と言う要素なども加わって、まさに無限の広がりを持っている。
けれど、それは自分の頭、という外枠がある。そこをでることはけしてできないわけですね。
その宇宙と宇宙をつなぐものが言葉的なものです。
言葉は、本来形のないところに形を与えやりとりを可能にする。
言葉がなければ考えるということはできない。
ある約束の上に決められたルールが言葉ですが、組み合わせかたも無限大。
表現できることも無限大。
しかし、有限。
言葉を使ってる頭がみんな違うのだから、100パーセントの伝達なんて無理なわけです。
根本的に不可能。
けれど人類の活動は、そういったものへのささやかな抵抗なんじゃなかろうか。
でもそんな私の思いはきっと、神の存在が大前提である西洋哲学者からはやっぱり
理解してもらえないのかもなぁ。